消化性の高いソルガム
現在の飼料畑の半分にはソルガムが植わっています。
ソルガムはかなり大きくなる牧草で、収量がタップリあります。
しかしながら茎が太い反面、食い残しも多く、ヤギに与えるには細断したりする手間がかかります。
さらに、茎の根元のほうは細断しても食い残すことが多く、苦労して重い草を切って運んだにしては無駄な仕事も多くなります。
そこで今年は
「BMR」遺伝子を持つ品種を植えてみました。
BMRとはBrown Mid Rib 茶色の中肋
つまり、葉っぱの中心部の筋が茶色であるという特徴があります。
この遺伝子があると、植物中のリグニンといわれる成分が少なくなります。
リグニンは非常に丈夫で、ヤギは消化できません。また食いも悪くなります。
(木はリグニンが多いため、あんなに硬くて丈夫なのです)
そのリグニンが少ないということでソルガムの消化が良くなります。
反面、いわゆる骨がフニャフニャみたいになるので、ソルガムとしては倒伏に弱くなったり、収量が少なくなったりという欠点があります。
実際に、収穫したBMRソルガムをハサミで細断すると、普通のソルガムより軟い気がします。そして食い残しも少ないようです。
しばらくはこのソルガムを給与し、ヒエやメヒシバ等を乾草にして冬に備えていきたいです。
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