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2010年5月25日 (火)

口蹄疫について調べた

口蹄疫の恐ろしさはその伝染力ですが、家畜に与える損害はいかほどのものなのでしょうか?

よく見るところでは、成畜の死亡率は数%。

これだけみるとたいした病気ではないと思ってしまいます。

そこで、口蹄疫について文献を調べてみました。

死亡率
 成畜:1%未満
 幼牛:高い死亡率
 子羊:40~94%
 子豚(台湾の事例):40%
 離乳前豚:最高100%の可能性あり

大部分の成畜は2~3週で回復
⇔2~3週間はエサ食えない、起きれない→合併症→回復に長い時間

※家畜は乳牛、肉牛、肉豚どれをとっても食ってなんぼの動物です。これだけの期間食えないとなると、健康面と経済面で甚大な被害となります。

流産の危険性

いろいろな型のウイルスがあり、相互にワクチンが効かない。
ウイルス抗原は変異しやすい
→いっぺん罹って治っても(ワクチン打っても)、別の型のウイルスには罹る。

牛と羊では、15%から50%のキャリアー率
→症状は回復してもウイルスを撒く→新たな発生

ワクチン免疫した母豚から生まれた子豚の感染防御率(移行抗体)
生後1ヶ月:90%
2ヶ月:50%
3ヶ月:8%

参考文献↓

総説 口蹄疫ウイルスと口蹄疫の病性について

Foot and Mouth Disease

これだけの病気が宮崎のような勢いで拡がる感染力を持っています・・・

早く良い治療法が開発され、「殺処分」が無くなることを望みます。

↓ 

口蹄疫ウイルスのRNA依存性RNAポリメラーゼ阻害剤はウイルス増殖を抑制する

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コメント

宮崎牛もエースの種牛作るのに
20~30年かかるらしいですねweep

幾ら決まりだからと言って
国の担当のおやじはあっさり殺すって決めましたし。。。
精液を保存してるからって言っても
子供とかクローン作ってまたエース牛揃えるのに
何年とどれだけの大金がかかるか。。。

農家さんも倒産する可能性もあるわけで
早く良い状況に戻ってほしいですcrying

投稿: もと | 2010年5月27日 (木) 20:27

もとさんへ
早く収まって欲しいです。
種雄牛もですが、良い肉牛を作るのに必要なもう一つ
母牛が壊滅状態なのが気になります。あまり話題になっていませんが・・・
オスは1頭で何万頭も子孫を作れますが、メスは良くて生涯十数頭しか残せません(受精卵移植だともう少し増えますけど)。

投稿: T | 2010年5月27日 (木) 21:49

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